人 の 話 は ち ゃ ん と 聞 き ま し ょ う (サガカノ+女神) 「うーん、歌音、花音、香音……」 「あ、あのアテナ…?」 「ねえ、サガ。カノンが日本人だったら、どの漢字が素敵だと思います?」 「はっ。私としては花が良いかと思います」 「そうね。カノンは可愛いですものね」 「いや、だからアテナっ、それは全部女性に当て嵌めるべき漢字のような気がするのですが!」 そして、私はもう28なので可愛いという表現は如何なものかと思うのですが! カノンは切々そう訴えたいのだが、 「五月は初夏ですし、夏音も良いかもしれません」 「まあ、それも素敵♪」 兄と女神は聞く耳持ちやしないので。 「ってサガっ、お前は分かっているくせに大真面目に答えるなーー!!」 聖域にカノンの絶叫が響いた。 人の話を聞かないカノンたん愛でたい組 (←なんだそれは!) そしてカノンが常識人。てかサガ様とアテナはいろいろと常識を逸しているし。 久しぶりにアホな話が書きたくなった模様です。 09.04.24 up でもさ、そうやって目を背け続けた結果がシオン様ぶすりで、女神もぶすりしようとしてアイオロスに阻まれて、シュラを巻き込んでアイオロスもやっちゃって、 オレはいないし、黒はいるしで、 いっぱいいっぱいの八方塞がりだったのだろう? サガは本当にばかだなあ。 と言いつつ、カノンはそんなどうしようもない兄さんが大好きだよと思います。 サガが感情を押し殺して生きる世界ならばよっぽどどうでも良いカノンたん。極度な身内贔屓って言う (やはりブラコン) あ、最後の言葉 「サガはホントにマゾだなあ」 でもよかったかもしれない。いや、でもサガ様はサドだし。いや、でもマゾでサドみたいな!(←どっちだよ…) 09.03.13 up 唆し罵られ、 裏切り殴られて、 本音を突いたら、あっさりと見捨てられた。 サガと道を違えた十三年前。 何もかも失くして、それでもオレは生きていた。 死んでなんかやるもんかと思った。 けれど、 片割れの星の小宇宙が消えたときに、海の底で初めて思う。 ―― ああ、オレも溺れ死ねたら良いのに…。 憎しみながらも、支えであったと思い知らされた夜だった。 サガ様がいつもカノンのことを置いていくので、カノンがいつも辛そうで可哀想よ…と 思います。や、まぁ、嘆きのときは逆だけども。 聖域 vs 海界の戦いはカノンのサガへの弔い合戦と言うのはよく聞く。何それ M O E ! 09.03.09 up けれどお前と最後に言葉を交わした、海…。 まさか助けに来ない気なんて思わなかった。 岩 牢 監 禁 プ レ イ 中 ☆ ※ そ げ な 可 愛 い も の で は あ り ま せ ん ! カノンはいつも命懸けで可愛いなぁ、と思います (双子のことを考えるとわたしの脳ミソの中が可哀想なことになっていく一方です。助けてくださいアテナァァァァ!) っていうかこのあとがきで上のシリアスが台無しな感じ…。 09.03.09 up 水面にぷかぷかたゆたいながら、天を見上げていたら、ついつい今視界に広がっていた空色よりも夜の色彩に近い髪に遮られた。 「カノン」 呼ばれて、静かに波が寄せてかえる。 「サガ」 片腕をあげると、指先を掴まれた。 「…冷たいな」 ぽつりと言われた言葉に今度は両腕を伸ばす。 「あっためてくれ」 ストレートにおねだり。 「…わたしまで濡れるではないか」 「そのうち乾く乾く」 むぅと寄せられた眉根に、今日は天気良いし、とオレは楽観。 「海水は髪が大変なことになるからいただけんな」 まだぐずぐず言うようなので、 「じゃあ、いっしょに風呂にでも入るか?」 試しに提案。 途端、力強く水面から引き上げられ、濡れた身体をふわりと抱きかかえられた。 「それは良いな」 ようやくサガがニッコリ。 オレは振り落とされないように首に腕を回してから、肩口に顔を埋める。 「サガ、ひなたの匂いがする」 「お前は潮臭いがな」 そのまま寄り道することなく真っ直ぐに双児宮に帰宅。 風呂場でこれでもかっっ、と言うくらい海のにおいを落とされまくってしまった。 いちゃいちゃ双子。 サガ様は海にカノンたんをとられるのが嫌いです。ぶすぶす黒焦げ焼き餅です。 てかサガ様……まさかカノンを抱っこしたまま白羊宮と金牛宮を通ったのか !? とか (笑) 09.03.02 up back |