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天元突破グレンラガン

clover

 彼女の瞳には不思議なことに小さな花が咲いている。
 それはピンク色の花弁を持つ花のようで、幸福を運ぶというクローバーのようにも見える。

「ニア」
「はいっ、なんですか? シモン」

 名前を呼ぶとニアがこっちを向いてくれた。花の中に自分の姿が映し出される。

「あっ、いやっ、ごめん。用はなかったんだけど」

 おれはわたわたと手を振った。

「ふふっ、変なシモン」

 ニアは呆れたり怒ったりせず、ふんわりと微笑ってくれて。
 瞳の中の花はやっぱり、幸福を運んでくれるクローバーかもしれないと思い出す。
 ただそれは、緑色じゃなくて新種のピンク色。きみだけの柔らかくて可愛くて…、優しい色。


 [ end ]

シモン×ニア
一部で 「しもにゃー」 と呼ばれているらしい、この二人がだいすきです。
14歳のがより好きかもしれません。
だって21歳はその先に待ち受けるものが哀しすぎる…。
09.01.16 up