きみはヒーローでヒロイン
「モナドマンダラに行きたくない…」
その日、達哉はげんなりしていた。
「珍しいな」
いつも率先して、ニャルラトホテプ打倒を掲げている弟なのに、と克哉は首を傾げる。
「…あいつ、戦闘に限って姿がなんかタコなんだ。俺、軟体生物嫌いだ。前の世界の戦闘ではネトネトぐちょぐちょまとわりつかれて、制服の中にまで触手みたいなのが潜り込んできて気持ち悪かった…」
向こう側であったことを思い出したのか、端正な眉に嫌悪感丸出しの深い縦線が刻まれる。
しかしその発言は、達哉以上にパーティメンバーの表情を凍らせ、引き攣らせた。
「達哉、後衛にいなさい!!」
「お前さんなら、魔法主力でも十分にいけんだろ?」
「前はまっかせといてー!!」
「お姉さん達がちゃんと護ってあげるからね!!」
「えっ? えっ? でも、それは…」
そもそも俺、舞耶姉を護るために此処にいるのに、と反論し掛けるが、
「達哉、言うことを聞け!!」
何故か滝涙を流しながら、克哉に泣き付かれたので、渋々とそれに従うしかなかった。
そうして、辿り着いたモナドマンダラの最深部では、後衛にいるべき筈の装備武器・銃の二人組が怒りの炎をあらわに軟体動物をフルボッコにしていたと言う。
[ end ]
罰メンバー
兄さんと舞耶ネェがそろってキレたら結構手に負えないと思います。物理攻撃と魔法攻撃的な意味も含めて。
罰は結構真剣に達哉がヒーロー兼、ヒロインだと思っているちーです。達哉かあいいよ。
10.04.19 up
柩としてのひと夏
柩だなんて、
ひと夏だなんて、
そんなの哀し過ぎると君が言うから、
なんとかしてやりたくて、
ずっと5人いっしょにいれる明るい未来 (みち) を探した。
[ end ]
罪メンバー
罪メンバーが好き過ぎて。
そして、PSP版をもりもりやっていたんですが、舞耶姉の仮面をうっかり回収し損ねていたらしく、アルテミスが…!
岩戸山からやり直すしかなくなり、意気消沈中…。しょぼーん。
なんで取り忘れちゃったのかなあ! と小一時間
11.05.10 up