HOME >>

OOFURI

 他 の 奴 に な ん か 笑 う な

 極僅か、親しい人間にだけ見せる眩しい笑顔に、ときおりドス黒く、溢れ出す。

「あっ、元希さん」

 それはタカヤがオレのほうを向いた瞬間にナリを潜めるのだけど。

「おー」

 なんでかな?
 タカヤが他のやつに微笑うのがとてつもなく嫌なときがある。


 (胸の奥でお餅がブスブス。黒い煙を巻き上げている)


 [ end ]
ショタカハル
どうにも攻め←受けの図が好きですて。独占欲の強い元希さん。
08.12.23 up





 で こ ぼ こ ラ ブ


 小さい細い成長期前の身体がおれに擦り寄って来る。
 一生懸命ちぅちぅしてくるのが可愛くて、短い黒髪の後ろを撫で撫でした。

「んんっ、むむ……」

 まだまだ拙い舌の動きが逆にゾクゾクする。
 おれのくちびるを欲して求めて一目散にそこだけを追い掛けてくるタカヤは、なんかもうべらぼうに可愛い。
 あんまりカワイイのでちょっと苛めたくなってきた。
 息継ぎの際、くちびるが離れた瞬間に胸元を軽く押す。
 タカヤは不思議そうな表情で大きなタレ目を瞬いた。

「もとき…さん?」

 両腕を伸ばしておれに抱き着こうとするのを今はダメだぞー、と留めておく。

「ほらタカヤ。脚開いてみな」

 両足の間に膝を割り入れ告げれば、火でも噴き出しそうな勢いでまぁるい頬っぺたが赤く染まる。

「えっ? …あ、な、んで?」

 うるうるした目で 「オレが元希さんを気持ち好くするんですっ」 とムキになるので 「それはわーってるよ」 と答えた。

 でもな、

「オレだってタカヤのこときもちよくしてェの…」

 右足を上げて少し汗ばんだ身体を撫でていく。

「ぅ、あっ…!」

 すべすべの腹筋から胸元、首筋、もう一度胸に戻って色の濃くなった突起をいじくる。

「ぅっ…ン、もっ、ときさ…ん!」

 硬くなる突起を親指と人差し指の間に挟んでクリクリ。

「たぁか」

 甘く名前も呼んでやると面白いくらいに身体が跳ね上がる。
 頬っぺたをピンク色に染めてハァハァと荒い呼吸を繰り返すタカヤを目を細めて見つめた。


「タカヤ、きもちい?」
「ンっ…は、いっ」


「タカヤ」
「ンっ…は、いっ」
「きもちい?」

 質問にガクガクと頷くタカヤに深く笑んで、

 そんなに素直でカワイイとさ、おれはいつかオマエのことメチャクチャにしちまうかもしれないとちょっぴし思った。



 (ってもきっと、オレが元希さんをきもちよくするんです、って泣かれたら出来ないんだろうけど)


 [ end ]
タカハル (…のようなハルタカのような)
うささんがすごい萌えなものを描いてくださったので思わず勢いだけ小話です。
もう、ショタ攻めタカヤが可愛くてなりません!
08.09.24 up