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OOFURI

どうかおれの日常でいてください

 ベッドの下に布団を敷いて、眠りに就こうとしていたタカヤの首根っこを捕まえ、
 オレのベッドに引き摺り込んだのが30分くらい前。

 最初は 「オレは下で寝ーまーすー」 とじたばたしていたが、オレの腕力には敵わないのと、
 怪我でもさせたらいけないと思ったのか、無駄な抵抗はすぐにおさまった。

 隣ですよすよと規則正しい寝息を立てる、あどけない寝顔を見つめながら、

 明日も、
 明後日も、
 一週間後も、
 一年後も、

(どうか、ずっとずっと、このまま……)

 そんなことを想った。


 [ end ]
ショタカハル
ショタカヤのこと好きすぎてたまに不安になる元希さん。
10.10.02 up





ダイブしたいのは布団じゃなくてきみの胸

「いやっ、いやいやいや、ちょ、待っ、待って元希さんんんッッ!」

 満面の笑みを浮かべた恋人にオレは叫ぶ。

「よし。タカヤ、行くぞー♪」

「いやいやいや、全然良くないですよ。どの辺が 『よし!』 なんですか!
 っていうか、なんでそんな助走までつけようとしてんですかー!!」

 オレ、蛙みたいに潰れて死んじゃいますよっっ!

 待ち受けているだろう現実とか、心の中の叫びとか、精一杯込めてめいっぱい叫んだけど。

「そうならないように早く大きくならなきゃなんだろタカヤー」
「うぐっ」

 猪突猛進型の元希さんを止められるわけもなく、
 オレは格好悪いアンドお間抜けにも一回り大きな恋人に押し潰される羽目になってしまい、ぐえ、と呻いた。


 [ end ]
ショタカハル
頑張れタカヤシリーズ (どんなんだ。笑)
でっかい子がちったい子に抱き着くのはカワユイと思います
10.04.12 up





欲張りな両手

 オレの体に黒ずんだ痕を残したその腕で、
 あんたはオレの虚像を欲するのか。

 バカみたいで反吐が出る。

 そう吐き捨てたところで、過去の虚像はあんたの元に行きたがるのだけど。

 あれはもう、オレで在ってオレではない。

 だって、オレは……。

『タカヤタカヤ、だいすきだ!』

 そう言いながら、その両腕を広げてもらったことなどないのだから。


 [ end ]
阿部さん+ショタカヤ
あれ? なんか病んだ…。汗
10.04.12 up