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OOFURI

お 前 が 思 う よ り も お 前 は 俺 が い な く て も 大 丈 夫 だ よ

 ねえ、榛名。
 お前が思うよりもお前は俺がいなくても大丈夫だよ?

 そう言ったら、榛名はどんなカオをするだろう?
 時々バカみたいなことを考える。
 でも、それは前々から思っていたことで。
 野球を取り戻した榛名は、きっともう、ひとりで何処にだって駆けていけるのだと思う。
 俺がいる必要はないのだと思う。

 それでも、

「あきまるー!」

 お前の傍があたたかくて、笑顔がいとしくて、
 はちゃめちゃに振り回されるのさえ好きなんだ。

 体当たりでもかましたいのかってくらいの勢いで抱き付いてきた榛名をかなり真剣に踏ん張って抱き留めて、

「はいはい、なんだよー。もうっ」

 ……お前がいないと俺が駄目だから、傍にいたい。

 抱きしめ返した瞬間の榛名の嬉しそうなカオを見て、
 弱い自分は青空の彼方に押しやることにした。


 [ end ]
アキハル
原点に戻ってみようアキハル編です。
タイトルをお題サイト様で見かけたときから、スゴくアキハルだなぁ、と思っていたもの。
08.12.17 up





お 前 が い な い と 、 な ん か 左 が ス カ ス カ す る

 ある日、横を向いたら秋丸がいなくて。

(……あ、なんかセンコーに用事頼まれたから、先に行けって言われたんだったっけ?)

 誰もいない空間を振り向いたおれは、ぶっちゃけかなり間抜けだったろうと思う。
 そして唐突に思った。

(……なんかスカスカする)

 左側が寒い……ような気さえする。
 もちろん実際、左側だけおれの体感温度が低いなんて、そんなバカな話はない。

 ……でも、

「……早く来いよな、ばぁか」

 なんかスゲェ落ち着かねーから、早く来い。
 おれの左側にいて良いのは、お前だけなんだから。


 [ end ]
アキハル
となりにいるのが当たり前と言うのはとてもスゴいことだと思います。
こちらもお題サイト様のタイトルをちょっと改変して使わせていただいたものです。
08.12.17 up