いつも見ている
 いつも見ていた
 まっすぐに前を見据える、そのひたむきな眼差しを―― …。

 それを正面から見ることは決してなく
 私が見るのは、ただただあなたの横顔ばかりで
 それがすこし淋しいように感じるときもある。

 でも、ほんとうは、それが何よりも誇らしい。

 私は、あなたの隣に立てるのだ。

 前であなたを護るのではなく
 後ろであなたに護られるでもなく
 隣と言う対等な位置に立ち、
 あなたを助けることが出来ることこそ
 私の誇り―― …。



2005.09.15

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